こんにちは
メープルです。
高齢化が進む中、
家族の誰かが認知症になることは、
決して他人事ではありません。
突然の変化に戸惑い、
不安になることも多いですが、
正しい知識と心構えがあれば、
より良い関係を築き、
穏やかな日々を支えることができます。
今回は、「認知症との向き合い方」として、
初期対応から接し方、日常の工夫まで、
知っておきたい4つのポイントを
お伝えします。
1. 認知症の初期症状と診断までの流れ
「最近、同じことを何度も聞く」
「財布や鍵をよく失くす」など、
いつもと違う様子が見られたら、
それは認知症の初期症状かもしれません。
早期発見が重要なため、
気になる兆候があれば
まずはかかりつけ医に相談を。
必要に応じて、物忘れ外来や神経内科など
専門機関での検査につなげましょう。
診断には、問診・血液検査・画像検査（MRIやCT）などを
組み合わせて行われます。
早期に分かれば、進行を遅らせる対策がとれる
可能性もあります。
2. 認知症の人との接し方のコツ
認知症の方との会話では、
「否定しない」「焦らせない」「笑顔で接する」が大切です。
例えば間違ったことを言っても、
正すより共感を心がけましょう。
「忘れちゃったの？前にも言ったのに！」という言葉は、
本人を深く傷つけることも。
代わりに、「そうだったかもね、一緒に見てみようか」と
寄り添う言葉が信頼関係を育みます。
3. 暴言や徘徊への対応例
認知症が進むと、暴言・暴力・徘徊などの
行動が出てくることもあります。
これらは本人の性格ではなく、
「不安」や「混乱」が原因で起こることがほとんどです。
【対応の例】
• 暴言が出たときは…距離をとり、落ち着いたトーンで接する。受け止めすぎない。
• 徘徊するようになったら…玄関にセンサーを設置、靴を隠す、GPS付きの靴や端末を活用する。
無理に止めようとせず、
環境を整えて安全を確保することが大切です。
4. 認知症予防の食事と生活習慣
認知症のリスクは、
日々の生活習慣によっても左右されます。
以下のような食事や習慣が、
予防につながるとされています。
• 青魚（DHA・EPA）やナッツ、オリーブオイルを含む「地中海式食事」や「マインド食」
• 脳を刺激する趣味（読書・パズル・歌）
• ウォーキングなどの軽い運動
• 睡眠をしっかりとる
• 社会とのつながり（友人と話す、地域活動など）
「今日からできること」を意識して、
無理なく続けていきましょう。
まとめ
認知症と向き合うことは、
簡単なことではありません。
ですが、正しい知識と前向きな工夫があれば、
本人も家族も安心できる暮らしに近づけます。
ひとりで抱え込まず、
医療機関や地域包括支援センター、介護相談窓口など、
頼れる場所に相談することも大切です。
コメント