こんにちは
メープルです。
今回は「認知症で起こる変化」について
お伝えします。
家族や身近な人が認知症かもしれないと
感じたとき、何から気づけばよいのか…
とても不安になりますよね。
でも、知っておくことで早めの対応ができ、
本人や家族の負担を軽くすることにも
つながります。
1.記憶の変化(物忘れ)
認知症のもっとも代表的な症状は
「記憶障害」です。
たとえば…
・数分前の出来事をすぐに忘れる
・同じ話を何度も繰り返す
・約束を覚えていない
といったことが日常的になります。
年齢による「うっかり忘れ」とは違い、
忘れたこと自体を本人が自覚していない
ことが多いのが特徴です。
2.判断力・理解力の低下
これまで普通にできていた家事や買い物、
金銭の管理が難しくなることがあります。
・料理の手順が分からなくなる
・買い物でお釣りの計算ができない
・書類の内容が理解できなくなる
こういった変化は、生活に大きな影響を
与えるため、注意が必要です。
3.時間や場所の感覚があいまいになる
「今日は何日?」「ここはどこ?」という
混乱が起こることがあります。
・昼と夜を間違える
・外出して帰り道が分からなくなる
・季節や時間の感覚があいまいになる
こういった変化は、徘徊や事故にも
つながるため見守りが必要です。
4.人間関係の混乱や感情の変化
家族を他人と間違える、怒りっぽくなる、
突然泣くなど、感情の起伏が激しくなる
こともあります。
・被害妄想(財布を盗まれたなど)
・不安や孤独からくる興奮
・うつ状態になることも
本人の中では何かしらの理由があるので、
否定せずに寄り添う姿勢が大切です。
5.身体的な変化も
進行とともに、歩行や排泄、食事の機能にも
影響が出ることがあります。
・歩行がふらつく
・食べこぼしが増える
・トイレの場所が分からない
これらの変化に気づいたら、医療や介護の
サポートを受けることを検討しましょう。
まとめ:小さなサインを見逃さないために
認知症は「昨日まで普通だったのに、
急に変わる」というものではありません。
ほんの小さな「いつもと違う」に
気づくことが、早期対応のカギになります。
家族やまわりの人が変化に気づき、
支え合うことで、本人も安心して生活を
送ることができます。
不安を抱え込まず、地域の相談窓口や
医療機関に相談することも忘れずに。
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