エンディングノートで安心できる暮らしを
終活(しゅうかつ)という言葉を
聞いたことありますか?
人生の終わりを意識するなんて、
ちょっと縁起でもない・・・と
思われるかもしれません。
でも、最近は「これからの人生を安心して
過ごすための前向きな準備」として、
終活に取り組む人が増えているんです。
今回は、終活の中でも特におすすめしたい
「エンディングノート」の必要性について
ご紹介します。
♦終活ってどんなことをするの?
終活とは、将来の医療や介護、葬儀、
相続などについて考え、
準備しておくこと。
具体的には、
・自分の希望する医療や介護の方針を決める
・財産や保険、持ち物の整理
・お墓や葬儀の希望をまとめる
・親しい人に想いを伝える
などを通して、「自分らしい最期」
を迎える準備をします。
♦エンディングノートってなに?
エンディングノートとは、自分の考えや
希望をまとめて書いておくノートのこと。
法的な効力はありませんが、
家族やまわりの人にとって、とても心強い
存在になります。
記入する様式を決まっているノート
もありますが、基本的には自由で、
たとえば・・・
・もしもの時の連絡先
・延命治療についての希望
・介護が必要になったときの考え
・財産や口座の情報
・デジタル機器のIDやパスワード
・葬儀やお墓についての希望
・家族や友人へのメッセージ
など、幅広く自分の思いを
残すことができます。
♦なぜ必要?エンディングノートの5つのメリット
1.自分の意思をきちんと伝えられる
急な病気や事故で、自分の希望を
言えなくなることもあります。
事前に書いておくことで、
家族が安心して判断できます。
2.家族の負担を軽くできる
「どうしたらいいか分からない」という
状況を減らすだけで、精神的な負担は
大きく軽減されます。
3.相続や手続きがスムーズに進む
財産や保険、ネットの情報も記録して
おくことで、家族が困らずに済みます。
遺産トラブルを防ぐ手助けにもなります。
4.感謝の気持ちを伝えられる
普段はなかなか言えない
「ありがとう」や「ごめんね」も、
言葉で残しておくことができます。
残された人の心の支えにも。
5.自分のこれからの人生を見つめ直せる
ノートを書く中で
「本当に大切にしたいこと」に
気づく方も多いです。
終活は、これからをよりよく生きるため
のきっかけでもあります。
♦はじめてみよう、終活ノート
エンディングノートは、市販のものや
無料のテンプレートでも手に入ります。
書き方に決まりはありません。
大切なのは
「自分の言葉で、自分の思いを記すこと」。
最初から全部を書く必要はありません。
思いついたところから、少しずつでOK。
書き進めながら、家族と話し合うきっかけに
するのもおすすめです。
まとめ
終活やエンディングノートは、
決してネガティブなものではありません。
むしろ、「今をどう生きるか」を
考えるための、大切な準備です。
思い立ったときが始めどき。
未来の自分と、大切な人たちのために、
少しずつ始めてみませんか?
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