介護が必要になった時にやること

1．状況の把握

まずは、どの程度の支援が必要かを確認します。

・本人の健康状態や生活状況を観察

・医療機関での診断や相談

　病院にソーシャルワーカーが在中している場合は、今後のことを相談することができます。

　※介護施設を探していただけたりもします。

　病院にソーシャルワーカーが在中していない場合は、地域包括センターで相談することができます。

介護保険サービスを受けるには「要介護認定」が必要です。

・市区町村の役所に申請

・調査員による訪問調査と主治医の意見書に基づいて認定される

・結果通知（通常は申請から30日以内）

　要支援1～2、要介護1～5に分類されます。

要介護または要支援に認定されたら、ケアプランを作成するためにケアマネジャーを選びます。

※介護施設でケアマネさんを紹介してくれる場合もあります。

・居宅介護支援事業所に連絡

・ケアマネジャーが本人・家族と面談し、介護サービスの計画を立てる

ケアプランに基づいて、必要な介護サービスを受けられます。

・ホームヘルパー（訪問介護）

・デイサービス（通所介護）

・ショートステイ（短期入所）

・特別養護老人ホームなど施設への入所

介護保険サービスは、原則として1割から3割負担で所得に応じて異なります。

・サービス内容や利用回数に応じた費用確認

・高額介護サービス費制度などの助成制度も確認

※市区町村の役所に確認

介護状態が変わる場合には、要介護度の変更申請やケアプランの見直しが必要になります。

※ケアマネさんと相談

・介護者自身の心身ケア

･家族の介護休業制度の活用

･介護者向けの相談窓口や支援団体との連携

現在の日本では、65歳以上の高齢者が総人口の約3分の1を占めており、

介護は誰もが突然起こる可能性の高い事象です。

そんな中、介護についての相談機関や選択肢、

本人や家族ができること・準備することが分かっていれば不安の解消になると思います。

介護はこれからますます高齢者が増える上での社会の問題でもあります。

一人で抱え込まず、相談できる機関や人に頼っていってほしいと思います。

支えてくれる機関や人はたくさんいます。

次回も介護で学んだことをお伝えします。